合唱コンの伴奏④
2017年 11月 22日
いよいよ本番間近、学校での練習も大詰めのようです。
本人いわく「最初にいきなり学年全員での練習で弾かされたので、あんまり緊張しなくなった」(彼女が弾くのは、学年全員の合唱です)そうなのですが、ここにきて少々問題発生の様相。
「この前学年全体の練習があって。
途中テンポが変わるところ、先生には
"ゆっくり入って調が変わるところから徐々にacclerandoアッチェレランド"
っていわれてたけど、指揮者はテンポかなり速めで、指揮と伴奏と歌とズレちゃって」
あらら
「で、どうしたの!?」
「指揮者と同じクラスの子たちはゆっくりだと歌いづらいっていうし。先生に聞いたら、ある程度伴奏者が引っ張っていっていいって。あとは指揮者と2人でよく話し合いなさいって」
なーるほど
中学の合唱の指揮って、ピアノやってるとか、楽器やってるとかじゃないケースもあるし、伴奏が引っ張っていっていい部分って確かにありますね。
2人で話し合うっていうのも、先生がひとこと言ってしまえば話は早いのかもしれないけど、お互い譲歩しつつ、考えをすり合わせていくのは自分たちでやってみようよ、ってことなんでしょう。
みんなが同じイメージ持ってるなんてことはなく、10人いれば10通りの音楽があるわけで、そこを一つの曲として完成させるまでには食い違いや真っ向からぶつかることもある。
自分の考えをきちんと伝え、イメージ共有できるよう、自分たちで乗り越えていくことも学んでいってほしいんじゃないかな。
わたくしが感じたことを伝えたところ、彼女も真意を理解しつつあるようです。
そういった過程を経て、演奏だけでなく人としてもひと回り成長するんだろうな
by ayrery
| 2017-11-22 10:00
| レッスン